
「GoProってドラレコとして使えるの?」そう思ったことはありませんか?
アクションカメラとして有名なGoProですが、広角撮影ができるため、ドライブレコーダーとしても活用する事ができます!
しかし、バッテリーの持ち時間やループ録画の制限など、通常のドラレコと異なる点もあります。
今回の記事では、GoProをドラレコとして使うための設定や設置方法、注意点や便利な活用法まで詳しく解説します!
「GoProをドラレコ代わりに使ってみたい!」という方は、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

ゴープロ以外のアクションカメラを活用する場合も同じです!
1. GoProをドラレコとして使うメリットとデメリット
快適でクリアな映像を記録できる
GoProの最大の魅力は圧倒的な高画質です。
一般的なドライブレコーダーの画質はフルHD(1080p)が主流ですが、GoProは4Kや5.3Kの高解像度で撮影できます。
そのため、ナンバープレートや道路標識などの細かい部分もクリアに記録でき、万が一の事故の際にも証拠映像として有効です。
また、GoProはHDR(ハイダイナミックレンジ)撮影が可能なモデルもあり、逆光や暗い場所でも鮮明な映像を記録する事ができます。
例えば、夜間の街灯の下やトンネル内などでも、標準的なドラレコよりもキレイに記録できるのがメリットです。
超広角レンズで広範囲をカバー可能
GoProはカメラアクションならではの超広角レンズを搭載しており、通常のドラレコよりも広い視野をカバーできます。
| カメラ | 視野角 |
|---|---|
| 一般的なドラレコ | 120°〜150° |
| GoPro HERO12 ブラック | 155°(最大スーパービュー) |
| GoPro MAX(360度カメラ) | 360° |
特にGoPro MAXを使えば360°撮影もできるので、設置場所によっては死角が少なく、より確実な状況を記録できます。
アクションカメラとしても兼用できる
GoProはドラレコとしてだけでなく、旅行やアウトドアの撮影にも活用できます。
例えば、車載Vlogとして風景を記録したり、ロードトリップの映像を残したりするのにも最適です。
また、取り外して徒歩撮影やアクション撮影にも使えるため、汎用性が高く、通常のドラレコよりも多目的に活用できるのが魅力です。
バッテリーの持続時間短い問題
GoProの弱点のひとつはバッテリー持ちが短いことです。
通常のドラレコは車のエンジンに接続されているため、長時間録画が可能ですが、GoProはバッテリー駆動のため、フル充電でも約1.5〜2時間しか持ちません。
この問題を解決するには、以下の方法が有効です。
- USB給電しながら録画する(シガーソケット用アダプターを使用)
- 大容量バッテリーを追加する(Voltaバッテリーグリップなど)
- モバイルバッテリーと接続する(長時間録画対応)
ループ録画機能が標準ドラレコより劣る
通常のドラレコはループ録画機能(古い映像を自動で上書き)が標準搭載されていますが、GoProのループ録画機能は細かい設定ができない点が克服されます。例えば、GoProでは5分・20分・最大120分といった範囲で上書きが可能ですが、常時録画で細かく上書きする機能は一般的なドラレコほど強力ではありません。
このため、大容量のmicroSDカードを使うことで、録画時間を長く確保するのがポイントです。
2. GoProをドラレコとして使うための基本設定
ループ録画機能の設定方法
GoProをドラレコとして使う場合は、ループ録画機能を活用しましょう。設定方法は以下の通りです。
- GoProの設定を開く
- 「ビデオモード」→「ループ録画」を選択
- 録画時間設定(5分・20分・60分・120分など)
- 解像度を1080p/30fpsまたは2.7K/60fpsに設定
- 手補正(HyperSmooth)をONにする

ループ録画時間は20分〜60分がおすすめです。
長すぎるとファイルが大きくなりすぎるので、かなり長さを設定しましょう。
解像度・フレームレートの設定
撮影の解像度・フレームレート設定の目安は以下を参考にして下さい。
| 画質 | フレームレート | 用途 |
|---|---|---|
| 4K / 60fps | 記録データが大きい | 景色を楽しむVlog向き |
| 2.7K / 60fps | 快適で適度なデータ量 | 長時間録画にも対応 |
| 1080p / 30fps | データ量が小さく編集しやすい | 証拠映像向き |

事故映像として記録するなら、1080p/30fpsでも十分です。
ドライブ映像をVlogにしたい場合は、2.7K/60fpsが最適ですよ。
3. GoProの設置方法とおすすめアクセサリー
車載マウントの種類と選び方
GoProを車に設置するには、専用のマウントが必要です。
| マウントタイプ | 特徴 |
|---|---|
| 吸盤マウント | 簡単取り外し・フロントガラス向け |
| 粘着マウント | 固定力が強い、ダッシュボード向け |
| クリップマウント | ヘッドレストなどに固定可能 |
- フロントガラス上部(視界の邪魔にならない位置)
- ダッシュボード中央(安定感がある)
- リアウィンドウ付近(後方映像を記録する場合)
4. GoProをドラレコとして使う際の注意点
夏の場の高温対策と熱暴走防止策
車のダッシュボードやフロントガラス付近は、特に夏場には高温になりやすく、GoProが熱くなりすぎて動作が止まる危険があります。
GoProは小型ながら高性能なため、長時間の録画中に本体温度が上昇しやすい特徴があります。
高温対策として有効な方法
- 直射日光を避ける
- サンシェードを活用して、ダッシュボードの温度上昇を防ぎます。
- フロントガラスではなく、エアコンの風が当たる位置に設置します。
- エアコンの風をみる
- 冷房の風が当たる位置にカメラを設置することで、熱暴走を防ぎます。
- 録画時間を短縮する
- 長時間の録画を避け、ループ録画を設定して連続使用時間を軽減します。
- USB給電時はバッテリーを外す
- 内蔵バッテリーが発熱の原因になるため、取り外してUSB給電を行うことで発熱を抑えられます。
- 放熱対策アイテムを使う
- アルミ製の放熱シートやヒートシンク付きケースを使って、効率的に熱を逃がせる。
高温環境では、GoProが自動でシャットダウンすることがあります。
特に、4K/60fpsなどの高解像度設定では発熱が大きいため、1080p/30fpsに設定を変更する一つの方法です。
車のエンジンON/OFFと連動させる方法
通常のドライブレコーダーはエンジンのON/OFFと連動して自動で録画が開始・停止されますが、GoProは手動で電源を入れる必要があります。
毎回手動で電源を入れるのは不便ですので、自動で録画を開始する方法を活用しましょう。
方法1:防犯機能を活用する(HERO10以降)
GoProの「スケジュールキャプチャ」機能を使って、指定した時間に自動録画を開始することができます。
方法2:車のUSBポートから給電する
- シガーソケットまたはUSBポートにGoProを接続し、エンジンON時に自動で給電開始するように設定します。
- GoPro は電源が入ると「ラストモード記憶機能」により、前回の設定で自動録画を開始するため、実質的にエンジンと連動できます。
- 給電が切れるとGoProのバッテリーも消費し、一定時間後に自動で電源オフになります。
完全な協調機能はないもの、USB給電を利用することで、ほぼ自動化できるのがポイントです。
交通事故時の証拠映像としての有効性
ただし、通常のドラレコと違い、Gセンサー(衝撃録画)機能がないため、事故時に自動的に映像を保存することはできません。
事故の証拠映像としてGoProを活用するには、以下の設定をお待ちしておくと良いでしょう。
- ループ録画をONにして、事故時の映像が確実に残るようにします。
- 2.7K/60fpsまたは1080p/30fpsの設定で、長時間録画ができるようになります。
- 広角モードで撮影し、周囲の状況も記録できるようにします。

万が一事故が起きたら、すぐにGoProの電源をオフにして、映像が上書きされないようにして下さい!
日本法律とドラレコ利用の注意点
道路交通法では、フロントガラスへの機器の取り付けには制限があります。
ドラレコとしてGoProを設置する際の注意点
- ダッシュボードやルームミラー裏に設置する(視界を遮らない位置)
- フロントガラス上部の20%以内に設置する(道路交通法基準)
- 視界の妨げにならないように角度調整する
吸盤マウントや粘着マウントを活用し、視界の邪魔にならない場所に設置するのがポイントです。
保険会社への映像提出時ポイント
事故が発生した際、GoProで録画した映像を保険会社に提出することで、過失割合の判断材料になることがあります。
映像提出時のポイント
- 事故発生後、すぐにGoProの電源を切り、データを保護する
- 事故の前後数分間の映像を保存し、改ざんしない
- 広角映像のため、分かりやすく説明を加えて提案する

GoProの日時を正確に合わせておきましょう。
5. GoProを活用した便利な使い方
旅行の車載Vlogとしての活用法
GoProはドラレコとしてだけでなく、車載Vlogカメラとしても最適です。
旅行の際にダッシュボードに設置し、風景を記録すると、後から思い出として楽しめます。
おすすめの設定
- 2.7K/60fps → じっくりで耐える映像
- 広角モード → ドライブ内の景色をダイナミックに記録
- タイムラプスモード → 長距離移動を短縮して記録
衝撃センサーを利用した防犯対策の代用方法
GoProには標準で衝撃検知センサー(Gセンサー)が搭載されていないため、事故や衝突の際に自動録画する機能はありません。
車上荒らし対策としての使い方
- スケジュールキャプチャ機能を使い、夜間の駐車中に録画をセットする
- モバイルバッテリーと接続し、長時間の録画を実現
- 保存クラウド機能を活用し、万が一の際の証拠映像を残す
GoProアプリでスマホから映像を確認する方法
GoProアプリを使えば、スマホで当面の映像の確認や録画データの管理が可能です。
Wi-Fi接続を活用すれば、駐車中の防犯カメラとしても活用できます。
保存クラウド&バックアップの便利な使い方
- GoProサブスクリプションを活用(クラウド無制限保存が可能)
- Google DriveやiCloudに自動バックアップ
- SDカードの定期的な交換でデータ破損を防ぐ
GoProをドラレコとして使う方法!まとめ
GoProは在宅・広角撮影が可能で、ドラレコとしても十分活用可能です。
なお、バッテリー持ちやループ録画の制限があるため、USB給電や大容量microSD等の活用が必須になります。
また、旅行Vlogなど日常の記録としても使えるため、普段のドラレコには無い楽しみができるのも大きなメリットです。
GoProは本来アクションカメラですが、臨場感・広角撮影が可能なため、ドライブレコーダーとしても十分に活用できます。
ただし、バッテリーの持続時間やループ録画機能の制限、エンジンON/OFFとの連動がないなどの対処のため、 USB給電や大容量microSDカードの活用が重要になります。
また、熱対策や日本の法律を遵守した設置方法にも注意が必要です。
また、GoProの強みは、ドラレコ以外の使い方ができることです。
旅行の車載Vlogやロードトリップの記録、防犯対策としての活用、さらにはバイクや自転車用のドラレコとしても活用できます。

GoProをすでに持っているなら、新たにドラレコを購入する前にドラレコとして活用できるか試してみるのもいいでしょう。
Wrote this article この記事を書いた人
みんまる
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